1998年5月の夕張森林鉄道跡の風景

大夕張ダムの管理等側からの撮影です。
将来、水没してしまうと思うと
残念でなりません。
去年は断念した
三弦橋の正面に今年は辿り着きました。
トンネルを出てすぐの光景です。
鬱蒼と茂った木々の向こうに
三角形のトラス橋が見えてきました。
上のトンネルがこの写真です。
土砂で半分埋もれかけていますし
内部は水が溜まっていて
長靴でもギリギリでした。
しかも、底が滑りやすく
懐中電灯1つでの探検(?)でした。
生い茂った木々を越え
真正面に立つとこんな感じです。
歩いてみたかったのですが
腐ったマクラギが点々としていたので
足を震わせて5メートル先までがやっと…。
その5メートル先にてです。
105ミリの望遠しかなかったので
遠近感が出せませんね…。
真ん中の点に集まるように延びた鉄橋。
不思議な感じです。
鉄橋の向こう岸では、ほぼ直角にカーブし
湖の対岸を縫うように鉄橋がありました。

向こう岸も探索したいのですが
湖を渡る手段が無いので果たせないまま
水没となってしまうのでしょうか…。
三弦橋に取り付けてあった銘板です。
だいたい、廃止路線の橋梁の銘板って
盗難(?)にあって失われているのですが
ここは健在でした。
昭和32年に作られているのに
昭和40年前に廃止ですから
短命な橋だったのですね。
引き返す途中にての1コマです。
壁に手を当ててよろけながら引き返しました。
トンネル入口です。
柵と有刺鉄線で封されていました。
が、有名無実な感じです。

脱いだ長靴は、
次の人の為に置いてきましたが
使った人はいるのでしょうか??
道道よりの撮影です。
見下ろす唯一の場所なので
この写真は多く見かけると思います。

現在、新しいダムが建設中ですので
ダムで水没する代わりに作られた三弦橋が
またもやダムで水没する運命みたいです…。

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